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恋愛の成就は快眠をもたらす?安定した関係がもたらす睡眠への恩恵

ドキドキワクワクの片思いの時期が終わり、恋愛が成就する。それは、人生の春ともいうべき幸福な時間です。片思いをしているときは、思い悩むあまりよく眠ることができなかったという方が多いでしょう。一方、安定した関係は質の良い睡眠をもたらすという研究結果があるのです。

それはどんな経緯の結果なのでしょうか?

恋に成就によって生産力が向上?

 2017年にオレゴン州立大学が、恋愛と仕事の関係についての研究を科学誌『ジャーナル・オブ・マネージメント』に発表しました。

 159組のカップルを2週間にわたって調査し、恋愛感情と実生活、特に仕事の分野とどんな関連があるのかを分析したのです。

 その結果、男性も女性も恋情が盛り上がり夜を共にすると、翌日の生産力が向上することが明らかになったのです。共に過ごしたり甘い言葉を交わしたりすることによって、翌日の気分が高揚し、仕事の分野でも通常よりも満足な結果を得たと答えた人が多かったのです。

 そして、日中に十分な満足度が得られれば、夕刻には程よい疲労感とリラックスした気持ちに浸ることができます。これによって、睡眠の質も向上するというのが科学者たちが出した結論でした。

幸せのホルモンが心地よく体を満たす

 オレゴン州立大学の研究では、この状況を次のように説明しています。

恋が成就した後の感情の高まりによって、幸福のホルモンと呼ばれる「ドーパミン」と「オキシトシン」が放出されるために仕事へのやる気が刺激されるのだ、と。

ドーパミンは脳の報酬系と関連があるホルモンで、喜びの感情の中核となっているともいわれています。オキシトシンは、社会性に関連するホルモンです。いずれも、仕事のやる気と生産性を高めるために大きく寄与するホルモンといえます。

 恋愛が成就する前も、こうしたホルモンは刺激されていたのです。しかしそこにはまだ、成就していない恋ゆえの不安感も存在していたはずです。成就した恋には、こうした不安感は皆無。ひたすら幸福感に浸り、日中はよく働き心地よい疲れを覚え、夜は不安もなくリラックスしてよく眠ることができる、という黄金の方式が成り立つのです。

スウェーデンでは勤務中に「恋人と過ごす時間」を許可する動きが?

 こうした研究結果を受けて、スウェーデンでは勤務中に恋人と過ごす時間を許可し仕事を効率よく行ってはどうか、という非常に進歩的な意見まであるのだそうです。恋愛はご法度なんて固いことは言わず、恋愛によって生み出されるポジティブなエネルギーを利用しようという、いかにも北欧らしいプラグマティックなプロジェクトです。

 しかし一方では、携帯電話やコンピュータのために割く時間が増えて、恋人たちが甘い言葉を交し合う時間は激減しているという結果も出ています。1900年代後半に比べると、2010年から2014年の間だけで恋人同士の会話は10パーセントも減っているのだそうです。人間らしい感情の交歓が激減していることは、ストレスを増やし、これまた不眠に拍車をかけていることはまちがいないでしょう。

最後に

時代は変われども、人を恋するという純な思いは変わりません。その感情からはさまざまな正のエネルギーが生まれ、仕事にも私生活にもよい影響をもたらしてくれます。睡眠障害が世界的な問題になりつつある今、猥雑な事象を取りのぞいた純粋な「恋情」をもう一度見直してみるのも一興かもしれません。

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