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世界一健康的な地中海食は不眠にも有効?

日本の「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたのは2013年。それに先立つ2010年、「地中海式食餌法」が文化遺産となっています。

その後、世界中の栄養学者や医学者の研究対象となった地中海食、さまざまなメリットから世界で最も健康的な食餌法とまれ言われるようになりました。そして、近年では不眠症と地中海食との研究も進められているのです。

健康の指標「食」と「睡眠」

その人が健康かどうかを計るための指標となるのが、「食」と「睡眠」です。そして、その2つの重要な要素は、実は密接に結びついているのです。

 イギリスのデイリーメール紙は、睡眠と食について特集を組んだことがあります。その記事で話題となったのが、ギリシアのヘロコピポ大学の研究でした。同大学の研究では、地中海食が不眠を防ぐ可能性を強く指摘していたためです。

 地中海式食餌法とは、オリーブオイル、季節の野菜や果物、豆果類を中心に、少量の魚や肉類、そして赤ワインなどをベースにした食事をさします。文字通り、地中海沿岸のイタリア、スペイン、ギリシアといった国々の食なのです。

地中海食を遵守した人ほど睡眠の質が高い

 高齢者の健康を研究する『Geriatrics & Gerontology International』に発表された記事によると、ヘロコピポ大学では65歳以上の1650人を対象に調査と実験を実施しています。

 参加者は、「地中海食の摂取量が高い」「摂取量が半分くらい」「摂取量が低い」という3つのグループに分けられました。そして、それぞれのグループの人の入眠にかかった時間、夜間の不安感、日中の眠気など、睡眠に関するさまざまな項目が分析されたのです。

 その結果、地中海食の摂取量が低かったグループの人は、睡眠の質が非常に低いことが顕著であったことが判明しました。調査で対象となった65歳以上は、一般的に睡眠障害を起こしやすい年代といわれています。そのため、この研究結果はあらゆる年代の人に有効ではないかといわれているわけです。

睡眠ホルモン「メラトニン」を供給する地中海食?

実は、研究結果は明らかであっても地中海食と睡眠の関連についてはまだ専門家も研究途上にあるとしています。地中海食の健康への寄与が著しい分野は、心血管系疾患といわれてきました。

 しかし、睡眠への影響が明らかになったことで、地中海食、特にオリーブオイルが睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌を刺激している可能性が仮説として挙げられています。

 また、直接的にメラトニンを供給しなくても、高血圧をはじめとする慢性的な疾病の高齢者が不眠と戦うためのなんらかの要素が地中海食にはあるのではないか、といわれているのです。そして、疾病を持つ高齢者にとってはまさに、質の高い睡眠こそが必要とされることは自明の理です。さらに、地中海食は認知機能の保持にも有効という研究結果もあり。導入して損はない食餌法ですね。

最後に

 世界一健康な食餌法といわれるだけあって、近年では地中海食に関する研究結果が毎日のようにニュースになっています。とくにオリーブオイルは、地中海の人々にとって日本の醤油のような存在。調理に使用するだけではなく、あらゆるものにオリーブオイルをかける慣習があります。難しい料理ではなく、ごくシンプルな調理法は日本でも試すことが可能です。

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