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肥満、アルツハイマー…睡眠不足がもたらす弊害のかずかず

睡眠不足、と一口に言っても、それは眠れなかったり夜中に何度も目が覚めてしまったりとさまざまな症状が原因になっています。

それだけでもつらい症状ですが、睡眠不足はやがてさまざまな疾病の要因となっていく恐ろしさがあるのです。

睡眠不足は、どんな症状を誘発してしまうのでしょうか。

アルツハイマー病と睡眠

 アルツハイマー病は、神経細胞の間のスペースに蓄積していくβアミロイドと呼ばれるタンパク質が原因といわれています。

 日中に蓄積されたβアミロイドは、通常は睡眠中に脳から排出されます。

ところが、睡眠不足になるとβアミロイドは排出されることなく脳内にとどまることになります。そして、神経細胞の中に繊維状の塊となって沈着してしまうのです。これが、アルツハイマー病をはじめ進行性核上性麻痺やパーキンソン病などの原因ではないかというのが通説になっています。

 つまり、質の良い睡眠を十分にとりことで、脳の中は翌日に備えて大掃除を行っているというわけです。

ジャンクフードと睡眠にも密接な関係が

 近年、「睡眠負債」という言葉をよく聞くようになりました。

 日々のわずかな睡眠不足が、積み重なって健康に大きなダメージを与えていく状態のことです。

 このダメージのひとつに、「肥満」があげられるようになりました。ドイツのケルン大学が、2019年の1月に睡眠と肥満についての最新の研究を発表しています。

 それによると、睡眠は食欲を刺激するグレリンと、満腹感と関連するレプチンというふたつのホルモンに影響を与えるため、睡眠不足となるとこのホルモンのバランスが崩れてしまうのだそうです。

 実験で明らかになったのは、睡眠不足の人は食べ物が実際に視覚に入ったときだけではなく、食べ物以外のものを見ても「何かを食べたい!」という欲求が刺激を受けることが明らかになったのです。この欲求は、睡眠が足りている人には起きなかったそうです。

 脳内のイメージングによれば、この現象は扁桃体と視床下部で起こっています。研究者は、扁桃体が過剰に活性化することによってスナック、甘いもの、脂肪を多く含んだもの、いわゆるジャンクフードへの欲求が高くなってしまうのだと説明しています。

 また、ミシガン州立大学の研究でも、睡眠不足の人ほど糖分の濃度が高いものを欲することが判明していて、睡眠不足はまさにダイエットのためには大敵であるというわけです。

最後に

 精神の緊張状態やストレスが原因といわれる不眠は、そのほかにも鬱病や心血管疾患、免疫機能の低下、甲状腺機能低下症など、重い疾病の原因になるといわれています。

 精神的にも肉体的にも大きな影響を与える睡眠は、質や量が充分でない場合には私たちを幸福から遠ざける原因にもなるのです。

 たかだか睡眠不足と甘く見ないで、原因と対策を真剣に考えて将来に禍根を残さないようにしましょう。

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