不眠に苦しむ人が多い季節の変わり目 その対処法とは?

2019.02.22

不眠に苦しむ人が多い季節の変わり目 その対処法とは?

「季節の変わり目だから」というフレーズは、体調がイマイチの場合によく耳にします。

しかし、科学の分野から見てもこれには相応の理由があります。そして、肉体だけではなく精神的にも疲弊するのが「季節の変わり目」。その結果、よく眠れないという事象が発生するのです。一時的なものでもつらい不眠症。簡単な対処法はあるのでしょうか。

「疲労感」「だるさ」「気分の落ち込み」季節の変わり目の憂鬱

 愛知医科大学の調査によれば、天候や気温が変化する時期に体の不調を訴える人は25パーセント以上に上ると報告されています。

これは、湿気が多い日本だけかというとそうではないのです。

欧州のある市場調査(Doxa)によれば、18歳から70歳までの老若男女のうち85パーセントは季節の変わり目になんらかの体調不良を感じる、と答えています。時期としては、急激な暑さが訪れる時分が最も多く、また特に更年期の女性は疲労感やだるさ、気分的な落ち込みが大きいことが明らかになっているのです。イライラ感や不安感も、季節の変わり目の不調の特徴です。

体調不良から不眠へ

 こうした体調不良は、不眠の症状にも直結しています。季節の変わり目に不調があると答えた人のうち38パーセントは、寝つきが悪い、夜間に何度も目を覚ます、朝起きるのがつらいという睡眠の質の低下を訴えているのです。

 近年では、子供から10代の若者もこうした季節の変化や生活スタイルの変容から不眠になりやすいといわれています。

一時的な不眠症を乗り越えるちょっとした工夫

 栄養学者でスポーツ医学の専門家であるミケランジェロ・ジャンピエトロによると、こうした睡眠の問題に苦しむ人々のうち、43パーセントは屋外で過ごす時間を増やすことでリラックスし、症状が改善したと語っています。

 また、ジャンピエトロ教授は食事も季節的な不眠症を克服するための重要な要素である、と主張しています。朝食はしっかりと摂取すること、胃が空っぽの状態で長時間過ごさないこと、そしてミネラルの多い野菜や果物をふんだんに食べること。陳腐なようですが、毎日のこうした積み重ねが、季節の変わり目の不調には非常に有効なのです。

 さらに、入浴や軽い運動なので意識して汗をかき、代謝を促してみてください。

最後に

 季節の変わり目になぜ不調になるのか、それは急激な気温や気候の変化に対して体がショック状態になっているからです。体がその環境に慣れれば、不調も自然に緩和します。いずれ治ると自分に言い聞かせて、その日その日をリラックスして過ごせるちょっとした工夫がモノをいうのです。